こんにちは。かみやんです。
マレーシアからシンガポールへバスで移動するルートは、バックパッカーのバイブル『深夜特急』でも題材となったため興味を持つ人も少なくないのではないでしょうか。
しかし僕たち日本人は島国に住んでいるがゆえに、陸路で国境を越えるという経験をする機会はほとんどなく、あまりイメージもしづらいですよね。
マレーシアからシンガポールを陸路で旅したい!
バスで入国するのって簡単なんかな?
普段空港でしか出入国したことないから、少し不安だな。
という人もきっと多いはず。
僕もこのマレーシア~シンガポール間で初めて陸路での国境越えを経験しましたが、国境は無事越えられましたがトラブル発生となかなか上手くは行きませんでした。
そこで今回は、マレーシアからシンガポールへ陸路で行こうと考えている人に向けて、実体験の失敗例を基に手順と注意すべきことを紹介していきます。
マレーシアからシンガポールへの入国手順を解説します
ここでは、マレーシアからシンガポールへの入国手順を解説します。前提として、クアラルンプールやマラッカから高速バスに乗っており、そのままシンガポールへ入国する想定で解説していきますので予めご了承ください。
そんな難しくはないですよ。
手順1:マレーシアを出国
まずは、マレーシアを出国します。バスがイミグレーションセンターで停車するので、我々乗客はバスをいったん降りてイミグレーションカウンターで出国手続きをします。
出国後はそのバスに戻るので、貴重品だけ持って下車すればいいかと思いますが、荷物がバックパック一つだけなら全部持っていってもいいかと思います。その理由は後程。
イミグレーションカウンターでは、パスポートを提示します。特に質問はありません。空港の時と同じように堂々とパスポートを提示し、スタンプ押してもらえば終わりです。
出口でバスが待っていますので、再び乗ってシンガポールへ向かいましょう。
手順2:シンガポールへ入国
マレーシアとシンガポールの間には大きな川が流れており、そこに橋が架かっています。バスで橋を渡り、向こう岸にあるイミグレーションセンターで再度下車します。
荷物はすべて持っていきましょう。入国の際手荷物検査があります。
ここでは、パスポートと入国カードが必要です。バスによっては入国かーどを事前に配られるようですが、なければイミグレーションカウンターで書きましょう。ペンを持参していると便利ですね。
審査後は再びバスに乗れば問題ありません。僕はここでトラブル発生したのですが、、、。
手順3:シンガポールの街中まで移動
乗るバスには予めバスの目的地があるかと思います。多くは街の中心地あたりになるのではないでしょうか。停車場所がいくつかあるので、目的の場所までバスに乗っておきましょう。
シンガポールに入国した際、バスに置いて行かれました
ここで、僕の身に起こったトラブルをご紹介。
それは、先ほど解説した手順2のシンガポールへの入国の際に起こりました。
イミグレーションカウンターにて、僕は入国カードを事前にバス内でもらえなかったので、カウンターにて書いていました。
すると、他のバスに乗っていたであろう外国人団体客にペンを貸してほしいとお願いされ、快く貸しました。
2人ぐらい入国カード書いたら返してくれるやろなと思ったら、なんと5人も占有。
ペンが手元に戻ったとき、周りには自分のバスの乗客が見当たりません。というか、顔もあまり覚えていなかったです。
急いで空いている列に並び、審査を待っていたのですが、その列がまた進みが遅いこと。イライラが積もります。
無事入国し出口に着くも、たくさんのバスが停まっていて自分の乗っていたバスはどこにあるやら。
そして気づきました。自分が置いて行かれたことに。もう、ショックですよ。
シンガポール入国したとたんに未知の場所に一人置き去りに。絶望です。
ただ、荷物は全部あったのでその点大丈夫だったのですが、ではどうやって市街地まで行けばいいか?
イミグレーションセンターには路線バスも走っているのでどれかに乗れば着くだろうとは思いましたが、どの乗り場も長蛇の列。行き先も良くわからなかったので、周りの人にひたすら尋ねたところ、近くにMRTの駅があるからそこまでバスで行けば市街地に行けるとのこと。
その答えてくれた女子大生が女神に見えました。しかも、バス車内でも降りる場所を教えてくれ、感謝してもしきれないぐらいでした。
温かい親切心に触れられたと同時に、バスの運転手をただただ憎みましたとさ。
マレーシアからシンガポールへバスで入国する際に注意すべき事とは?
では、僕みたいにマレーシアからシンガポールへの入国で失敗しないためにはどうしたら良いか?
しっかり反省したので、注意すべきことをまとめていきます。
他の乗客について行こう
入国で失敗しないために、他の乗客に常について行くことがまずは一番無難かと思います。
そうすることで、出入国後のバスに迷うこともあまりないですし、まして置いて行かれるリスクも減らせるでしょう。
多少長い列に並んだとしても、他の乗客の後ろなら安心です。
実際僕の今回のトラブルの一番の要因は何かなと考えたときに、他の乗客の様子を一切気にかけておらず、自分が遅れていたことに気づかなかったことだなと考えています。
したがって、不安ならまずは他の乗客について行って入国しましょう。
でももし自分が手荷物検査などで引っかかって、他の乗客より審査が遅れたらどうしようと思うかもしれません。その解決策として、次の注意点を挙げます。
バスの特徴、ナンバープレートを写真に収めておこう
バスの特徴やそのナンバープレートを写真に収めておきましょう。
なぜなら、マレーシアからシンガポールへ入国するバスは常時たくさんあるため、再び乗る時迷ってしまうからです。
感覚的には、日本で夜行バスに乗ってサービスエリアでトイレ休憩があった際、自分の乗っていたバスがどれだったか迷う感じに似ています。
似た柄のバスがたくさん並んでいるので、ちゃんと写真に収めておくと、もしイミグレーションカウンターで他の乗客を見失ったとしても、自力で見つけられる術はあります。
お守りの意味も兼ねて、バスの特徴やそのナンバープレートを写真に収めておきましょう。
でも万が一、いくら探してもバスが見つからない、つまりは僕みたいな状況になってしまったらどうしたら良いか。それはもう自力でシンガポールの目的地まで行くしかありませんが、最悪のケースである荷物だけバスにあるという状況を避けるために、最後の注意点を挙げます。
手荷物はできる限り常に持っていこう
出入国の2度の下車の際は、手荷物はできる限り常に持って行きましょう。
そうすることで、万が一バスに置いて行かれても荷物は死守できます。
最低限、貴重品はマストです。
これは、バスに置いて行かれた場合のこともそうですが、もしバスに手荷物置いたままにしておくと、自分より先にバスに戻ってきた他の乗客が自分の荷物を漁るかもしれません。
実際、マレーシアからの出国後バスに戻ってきた際、何人かはバスの席を移動していました。一応指定席ではありますが、満席ではなかったのでけっこうその辺ルーズでした。
そうなると、誰かが自分の席に座っていたとしても、不自然ではないですよね。
あらゆるリスクを回避するためにも、荷物は常に持ってイミグレーションカウンターに行くことをおすすめします。
まとめ:マレーシアからシンガポールへ陸路で入国しよう
今回は、マレーシアからシンガポールへ陸路で国境を越える際の注意点と、僕の失敗談について紹介しました。
陸路での国境越えは全然簡単なのですが、思わぬところでトラブルは発生します。自分もまさかバスに置いて行かれるとは、想定外でした。
でも、これが一人旅の楽しさでもあります。
陸路で国境を越える経験はなかなかできることではないですし、このマレーシアからシンガポールのルートは比較的日本からも近くチャレンジしやすいかと思うので、ぜひこの記事を参考に計画してみてください。
以上、かみやんでした。
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