こんにちは。かみやんです。
突然ですが、滋賀県というと何を思い浮かべますか?
と質問するとおそらく、
琵琶湖!
とまず第一に答えるでしょう。
では、他には?
と聞くと、
……。
となりますよね。きっと。もう慣れっこです。
僕は滋賀県出身なのですが、滋賀県出身であるが故に大阪の大学に通っていた学生時代は田舎者といじられ、東京に住んでからは滋賀県の存在すら疑われ、散々な目に合いました。
そこで滋賀県の魅力についてPRしていきたく思うようになり、今回は、新緑の季節に訪れたい滋賀県の観光地である石山寺を取り上げて紹介します。
石山寺は紫式部が『源氏物語』を起筆した場所です
石山寺は紫式部が『源氏物語』を起筆した場所です。
と言われても、、、と思われそうなので、まずは石山寺について解説します。
そもそも石山寺とは?
石山寺は滋賀県大津市にある真言宗の大本山で、霊験あらたかな観音霊場として奈良時代より広く信仰されてきた歴史深いお寺です。
平安時代には京都の清水寺、奈良の長谷寺と並んで三観音とされており、数多くの貴族などが参拝する「石山詣」が盛んになっていました。
またその時代、かの有名な紫式部が参詣中に『源氏物語』を起筆したと言われております。
琵琶湖の水面に映える十五夜の名月を眺めていた際に、都から流された貴公子が都を恋しく思う場面を紫式部が着想し、「今宵は十五夜なりけり」と書き出したことが始まりとされています。
その伝説が今日まで伝わり、着想を求めて多くの文学者が参拝してきた文学のお寺としても有名なのです。
どう、すごいでしょう?
石山寺へのアクセス方法
電車で行く場合は、京阪石坂線「石山寺」駅で下車し、南に徒歩15分ほどです。石山寺駅は京阪石坂線の終着駅なので寝てたら着きます。琵琶湖に繋がる瀬田川に沿って歩くと石山寺が見えてくるので、散歩にピッタリです。
石山までの道中の景色です。癒されましね。素敵。
バスで行く場合はJR「石山」駅1番乗り場より乗車し、「石山寺山門前」で下車すぐです。
ご参考までに、下記地図を記載しておきます。
滋賀県には新緑が美しい石山寺があります
石山寺は新緑の美しいお寺であるため、初夏の季節に訪れることをおすすめします。
石山寺は紅葉の名所!故に青紅葉がきれいです
石山寺は滋賀県でも有数の紅葉の名所で、紅葉のライトアップは日本夜景遺産に登録されているほどです。
それほど境内には紅葉の木々があるため、この新緑の季節は若緑で映えています。
そんなに紅葉がきれいなら秋に行ったらええやんという言葉は無視したい。
一応反論しておくと、秋の季節は常時多くの人が訪れるあまり本来感じてほしい石山寺の静けさを感じられないため、個人的には初夏に訪れることをおすすめしています。
どうせなら初夏にも秋にも訪れてください。
まずは東大門。重要文化財ですよこの門。
その東大門を入るといきなり新緑のトンネルがお出迎え。緑が輝いています。
滋賀県最古の木造建築物である本堂も新緑に囲まれています。国宝ですよこの本堂。
また、石山寺を象徴する多宝塔周辺にも若緑。国宝ですよ多宝塔。
どこを見渡しても若葉が輝いていて、とても癒されるなんて素敵なお寺。
新緑の季節は境内の散歩にピッタリ
山寺の境内は小高い丘のような地形なっていて、境内を一周すると30分ぐらいかかります。運動したくなる初夏の季節にピッタリの広さですね。
散歩道はこんな感じ。
境内随所にいくつものお堂があります。全て回るとめっちゃ時間かかると思います。ただ、どれも歴史的にも重要な遺構なので、巡る価値ありです。素敵です。
紫式部像。前面に推しています。
紅葉だけではなく、季節の花々を堪能できるのも魅力の一つ。初夏の季節は藤棚。
少し疲れたら東屋でのんびり。こんな贅沢な時間なかなかないですね。
のんびりとした静かな雰囲気を味わえるのも初夏の石山寺の魅力の一つです。
程よく汗ばむも空気がおいしいです
初夏の季節に石山寺をさんさくすると、晴天の日だと程よく汗ばみます。夏が近づいているなと感じられますよ。
しかし石山寺は新緑に囲まれているので、木陰もあり進むことができますし、何より緑豊かな中のんびり歩くと新鮮なおいしい空気も楽しめますよ。
僕はいつも石山寺を訪れる際はけっこうのんびりと散策するので、1周するのに1時間ぐらいかかっています。
その時間は何も考えずただただ目の前の景色を楽しみ、仏様にあいさつし、のんびりとした時間を過ごしています。
京都のお寺とはまた少し違った境内全体で新緑を楽しめるこの石山寺に、ぜひ一度訪れてみてください。
コメント