こんにちは。かみやんです。
関西の観光地といえばやはり京都が人気ですが、奈良も忘れてはいけませんよ。
平城京や飛鳥文化など、古代日本史を語るうえで避けられないこの奈良の地にも、京都に負けず一見の価値がある見どころばかりです。
京都観光のついでに奈良も観光したい!
春日大社行ってみたいけど、京都から近いのかな?
その中でも外せない観光地である春日大社。行ってみたいとは思うけど、奈良へのアクセスってあまりイメージできずなかなか旅程立てにくいですよね。
そこで今回は、奈良観光で外せない春日大社の見どころや京都からのアクセスなど、観光情報を紹介していきます。
春日大社ってどんなところ?
まずは、春日大社の観光情報についてまとめていきます。
春日大社について
春日大社は768年、神山である御蓋山の麓に称徳天皇の勅命により本殿が建てられたのが始まりと言われています。
世界遺産にも登録されており、全国にある約3000社の春日神社の総本山でもあります。
春日大社では、国家と国民の平和と繁栄を祈る祭が年間2200回以上斎行されているのですが、その中でも「旬祭」は、現在広く使われている「上旬・中旬・下旬」の語源だそうです。
20年に一度、社殿を美しくする「式年造替」がこれまでに60回以上行われているのですが、60回を越えるのは春日大社を除いては伊勢神宮のみで、ここからも春日大社の歴史的な重要性を感じられますね。
また、境内には平安時代から奉納が始まった約3000基の燈籠があり、春日大社の象徴ともいえます。
春日大社の御祭神
武甕槌命(たけみかづちのみこと)
経津主命(ふつぬしのみこと)
天児屋根命(あめのこやねのみこと
比売神(ひめがみ)
春日大社創立時より、この4柱の神様が祀られました。総じて春日神と呼ばれており、藤原氏の氏神でもあります。
ただ、近年の発掘調査により、ずっと以前に祭祀が行われていた可能性もあることが分かっています。
春日大社への行き方
バスの場合
奈良交通バス「市内循環・外回り」:
「東大寺大仏殿・春日大社前」または「春日大社表参道」下車徒歩約10分
徒歩の場合
JR奈良駅より徒歩約35分
近鉄奈良駅より約25分
春日大社の最寄り駅は、JR奈良駅または近鉄奈良駅になります。
バスを利用する場合は、市内循環で約10分おきに出ているので、とても利便性が高いです。
料金は、
大人:220円
こども:110円
となります。
ただ実際は徒歩で訪れる人が多いみたいです。途中興福寺や奈良公園などの見どころもあるので、こっちの方がいろいろと楽しめて楽しいです。
距離にして約3kmほどあり、決して近い距離ではないのですが、僕の所感それほど遠くは感じなかったです。鹿と戯れていたらあっという間に着きました。
京都からの行き方
ここでは、京都駅を出発地点としてのアクセスルートを紹介します。
JR奈良線『京都』駅 → 『奈良』駅:約45分(料金:720円)
近鉄京都線『京都』駅 → 『近鉄奈良』駅:約45分(料金:640円)
京都駅からの場合、JRでも近鉄でも乗り換えなしで奈良まで行くことができます。
時間もほぼ同じで、料金は近鉄の方が安いので、近鉄を利用する方が良いかと思います。
往復でも1時間半なので、京都から日帰りで十分観光できます。
春日大社の見どころを紹介!
ではここから、春日大社の見どころについて紹介していきます。
一之鳥居より続く参道
まずは参道。春日大社の表参道は一之鳥居より約1km以上も続いています。
その参道のところどころにも鹿がいます。
一之鳥居
平安中期ごろに建てられた高さ7.75mの大鳥居で、日本三大木造鳥居の一つに数えられています。
現在のものは1638年に建てられ、国の重要文化財に指定されています。
馬出橋・馬止橋
一之鳥居から萬葉植物園前にかけて真っ直ぐにのびる表参道は、馬場として作られた道といわれており、競馬や流鏑馬の始点がこの馬出橋です。
春日大社の馬場の歴史は古く、平安時代前期の貴族の日記等にも多数記されているそうです。
また、その馬場の終点が馬止橋となるのですが、こちらは複数の道の分かれ道にあることから仏教における六道輪廻を表す六道とつながり、春日野の下には地獄があるとする春日地獄の思想からこの馬止橋が地獄の入り口とされていたそうです。
石燈籠
本記事のタイトルにもあるように、春日大社には表参道をはじめ各地に燈籠がたくさんあり、その数なんと3000を超えるそうです。
燈籠は、平安時代より人々が願いを込めて寄進したもので、中には鹿をモチーフにしたものまである僧です。
時代の古い燈籠を3つ探せばお金持ちになれるという有名な都市伝説もあるので、余裕があったら是非探してみてください。
本殿
続いて、本殿を見ていきましょう。
中門
まずは、春日大社といえばまずこの中門をイメージする人も多いかと思います。
高さは約10mあり、左右に延びる御廊が特徴的。
国の重要文化財に指定されています。
回廊
本殿などを囲うように建てられた回廊ですが、こちらも重要文化財に指定されています。
東回廊には釣燈籠が並べられており、春日大社ならではの景色を楽しむことができます。
藤浪之屋
2月の節分と8月14.15日の年3回、春日大社ではすべての燈籠に浄火をともす春日万燈籠が行われているのですが、その景色はとても幻想的で美しいそうです。
その春日万燈籠でみられる幽玄の美を普段でも感じることができるのがこの藤浪之屋。
江戸時代まで神職の詰所であったこの場所が現在開放されとり、部屋の中は真っ暗になっており灯された釣燈籠がたくさん吊るされています。
由緒正しい場所で見られる幻想的な灯は一見の価値ありです。
若宮十五社めぐり
春日大社の境内南側には若宮神社をはじめ15の社があり、若宮様を中心として人が生涯に遭遇する様々な難所をお守りくださる神々が鎮座されています。
それらを昔人々が様々な思いを胸に神巡りをした場所と伝えられており、現在も若宮十五社を巡ることができます。
若宮十五社めぐりには受付が必要であるため、興味ある方はぜひ公式サイトをご覧ください。リンク掲載しておきます。
若宮神社で人の一生をたどりながら、自信の安泰を願ってみてはいかがでしょうか。
まとめ:春日大社で古代からの空気を感じよう!
今回は奈良観光で外せない春日大社の見どころを紹介しました。
平安時代からの燈籠はもちろんのこと、それ以前の古代から歴史あるこの地に息づく神秘的な空気も感じることができる春日大社。
東大寺や奈良公園からも近いので、ぜひ奈良観光の際は外さず訪れましょう!
以上、かみやんでした。
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