圧巻の光景!
三十三間堂に並ぶ1032体の仏像を一挙に解説します

国内旅行

こんにちは。かみやんです。

みなさんは京都にある三十三間堂という仏堂をご存知でしょうか?

1000体を超える千手観音像をはじめとした仏像が並べられたその景色は圧巻で、京都の人気観光地にもなっています。

仏像大好き!

という人も最近は増えてきており、そんな人は一度は訪れるべき場所です。

そんな仏像が大好きな人や、

三十三間堂に行ってみたいな

という人に向けて、今回は三十三間堂の観光情報とそこに鎮座している1000体以上の仏像について一挙に解説していきます。

今回の内容を知ってから行くことでより三十三間堂を楽しめると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

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三十三間堂ってどんなところ?

まずは、三十三間堂について簡単に解説していきます。

三十三間堂について

正式名称は蓮華王院と言い、その本堂が三十三間堂と呼ばれています。

なぜ三十三間堂と呼ばれているかというと、内陣の柱間が33あるという建築的な特徴が由来になります。

また33という数字は、法華経などで観音菩薩が33種の姿に変わって衆生を救うと説かれることに関係する数字でもあり、由緒あるものなのです。

三十三間堂は元々、平安時代後期に後白河上皇が院御所内に平清盛の財源協力を得て建てられたものでしたが、1249年に焼失しました。

現存のお堂は1266年に再建されたもので、この御堂は全長120mと京都で最大のものになります。

三十三間堂の観光情報

三十三間堂への行き方

電車での場合

京阪電車『七条駅』より徒歩約7分

バスでの場合

京都市バス100、206、208系統『博物館三十三間堂前』より徒歩すぐ

三十三間堂は京都駅からけっこう近いので、歩いて行くことも可能です。徒歩の場合は京都駅から約20分ぐらいです。

また、清水寺からもけっこう近く、こちらも徒歩20分ほどで着きます。

交通機関を利用する場合は、四条河原町など祇園・東山エリアから向かうなら京阪電車、京都駅から向かうならバスが便利です。

三十三間堂の拝観時間

4/1~11/15

8:30~17:00

11/16~3/31

9:00~16:00

年中無休、受付終了は閉門30分前となります。

三十三間堂の拝観料

一般

600円

中学高校生

400円

子ども

300円



三十三間堂にある仏像全1032体を一挙に解説!

ここからは、三十三間堂にあ仏像全1032体を一挙に解説していきます。

少しでも仏像のこと理解してから訪れることできっと満足度もアップするかと思うので、覚えなくても良いのでぜひ参考にしてください。

尚、本堂内は写真撮影禁止のため、写真はありません。予めご了承ください。

千手観音坐像

千手観音坐像は国宝に指定されており、三十三間堂の御本尊になります。

運慶の長男である湛慶が作った仏像で、高さは3.3mもあります。

千体千手観音立像

前後10列の階段状の壇上にある等身大の1000体の観音立像で、千手観音坐像を中心に左右500体ずつ並んでいます。

三十三間堂にある仏像のほとんどはこの千手観音立像なのですが、1000体が整然と並ぶ姿は圧巻です。

風神・雷神

あらゆる神々の中でも特に有名な風神と雷神ですが、その等身大の仏像が三十三間堂の入り口と出口にそれぞれ置かれています。

日本最古の風神・雷神の木像で、国宝に指定されています。

インド最古の聖典とされる『リグ・ヴェーダ』に登場する神で、風神は富貴栄達を授ける神、雷神は水神とされています。

二十八部衆

二十八部衆とは千手観音を信仰する人をお守りする28の神様のことで、それぞれが500人の部下を持つといわれています。

こちらの仏像も国宝に指定されており、千体千手観音立像の前に堂々と置かれています。

那羅延堅固

「仁王」とも呼ばれる強力の守門神です。

大弁功徳天

吉祥天と呼ばれる施福の女神です。

神母天王像

鬼子母神と呼ばれる幼児や安産を守る神様です。

毘楼博叉

西方を守護するという四天王の一尊です。

帝釈天

インド伝来の英雄で戦闘の神様です。

摩睺羅王

大蛇を神格化したという琵琶をかまえる音楽の神様です。

緊那羅王

美しい歌で人々を魅了する歌の神様です。

金色孔雀王

毒蛇を食べる孔雀が神格化したとされる武闘派の神様です。

大梵天

古代インドにおいて万物実存の根源とされた「ブラフマン」を神格化した神様です。

乾闥婆王

お酒や薬を守る神様です。

満善車王

観音菩薩の親族で、夜叉神です。

沙羯羅竜王

蛇(龍)を神格化した神様です。

金大王

薬師如来のけらいで十二神将のうちの一人です。

金毘羅王

ガンジス川にすんでいるワニを神格化した水神です。

五部浄居天

天地を支配する神様です。

東方天

東方を守護するという四天王の一尊です。

毘楼勒叉天

南方を守護するという四天王の一尊です。

毘沙門天

北方を守護するという四天王の一尊です。

迦楼羅王

獰猛な鳥が神格化した仏教を守る神様です。

摩和羅女

大地を神格化した神様です。

難陀竜王

竜王にして風雨を司る神様です。

婆藪仙人

千手観音のお供だった仙人とされています。

摩醯首羅王

ヒンドゥー教の最高の神であるシヴァ神が仏教に取り入れられた神様です。

畢婆迦羅王

薬師如来のけらいで十二神将のうちの一人です。

阿修羅王

元々は武闘派の神様で、仏教をまもる神様へと改心します。

散脂大将

大弁功徳天の兄で、鬼子母神の子供です。

満仙王

ガードマンのような役割の神様です。

密迹金剛

仁王と共に門を守る守護神です。

ざっくりと解説しましたが、三十三間堂の本堂には詳しい情報が仏像の前に記されているので、ぜひそちらも参照してください。

まとめ:三十三間堂で仏像の奥深さを感じよう!

今回は、三十三間堂に整然と並ぶ全1032体の仏像を一挙に解説しました。

僕自身詳しいことまではわからないのでざっくりとした説明となってしまいましたが、とにかく伝えたいことは、仏教並びに仏像はとても奥深いということ。

圧巻な光景と神聖な雰囲気を、京都を観光する際はぜひとも体感してほしいです。

以上、かみやんでした。

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