こんにちは。かみやんです。
「わび・さび」という言葉聞いたことはありますか?
漢字では「侘び・寂び」と書くのですが、質素で静かな日本独自の美意識を表す際などに使われる言葉です。
そんな日本独自の美意識を感じる場所といえばやっぱり京都。そして、わび・さびの原点とされるのが、京都観光でお馴染みの銀閣寺なのです。
ということで今回は、そんなわび・さびの原点である銀閣寺の見どころについて紹介していきます。
日本の美を感じられるとてもおすすめな場所なので、ぜひ最後までご覧いただき京都観光の参考にしてもらえたらと思います。
銀閣寺ってどんなところ?
まずは、銀閣寺について簡単に解説していきます。
銀閣寺について
銀閣寺は正式名称を東山慈照寺といいます。
相国寺の塔頭寺院の一つで、室町幕府八代将軍の足利義政によって造営された、東山殿を起原とされています。
慈照寺がなぜ銀閣寺と呼ばれるようになったかというと、江戸時代に同じ相国寺派の金閣寺に対して銀閣寺と一般的に呼ばれるようになったからといわれています。
そして、その銀閣寺にある東求堂という建物が、東山文化を象徴する「わび・さび」の原点とされています。
中学高校の歴史の教科書にも東山文化と銀閣寺については出てきましたよね。
そんな銀閣寺はもちろん世界遺産に登録されています。
銀閣寺の観光情報
銀閣寺への行き方
京都駅から行く場合(所要時間:約45分)
京都市バス5、17系統『銀閣寺道』より徒歩約5分
京都市バス100系統『銀閣寺前』より徒歩約5分
四条河原町から行く場合(所要時間:約30分)
京都市バス5、17系統『銀閣寺道』より徒歩約8分
京都市バス32系統『銀閣寺前』より徒歩約5分
金閣寺から行く場合(所要時間:約30分)
京都市バス102、204系統『銀閣寺道』より徒歩約8分
公共交通機関を利用する場合はバスでのアクセスになります。
銀閣寺の最寄りバス停は『銀閣寺道』と『銀閣寺前』があり、銀閣寺からは銀閣寺道で徒歩約8分、銀閣寺前で徒歩約5分になります。
ただ、京都の道は慢性的に渋滞になりがちで、かつけっこうバスの乗車時間が長いんですよね。
そこで僕がお勧めするのが、レンタサイクルでの移動。
京都は平地な地形なので自転車での移動がとても便利で、時間も気にする必要ないのでとても快適です。
京都のレンタサイクルについて詳細にまとめた記事がありますので、ぜひ参考にしてください。おすすめのお店も紹介しています。
銀閣寺の参拝時間
3月1日~11月30日
8:30~17:00
12月1日~2月末日
9:00~16:00
年中無休となります。
銀閣寺の参拝料金
大人(高校生以上)
500円
小・中学生
300円
わび・さび感じる銀閣寺の見どころを紹介!
ここからは、わび・さび感じる銀閣寺の見どころを紹介していきます。
わび・さびの原点とされる東求堂については一般公開されていないので、今回紹介は割愛します。
ご了承ください。
観音殿銀閣
まずは何と言ってもこの観音殿。
国宝に指定されており、現存する唯一の室町期楼閣庭園建築の代表的建造物として有名です。
金閣寺ほどの華やかさはないものの、その質素で奥ゆかしい佇まいにわび・さびの美が感じられます。
おそらくですが、この美は大人にならないとわからないものでしょう。もし修学旅行で京都を観光するなら、きっと金閣寺を選んでしまうでしょうから。
素晴らしい建造物です。
銀沙灘と向月台
観音殿の前にあるのが銀沙灘。
白砂で波紋を表現しており、その先にある円錐台形の砂盛は向月台と呼ばれます。
銀沙灘月の光を反射させるため、向月台はこの上に坐って東山に昇る月を見るために造られたものと言われているのですが、実ははっきりしたことはわかっていません。
さらに、これらの造形物は室町時代にはなかったとも言われています。
ただいずれにせよ、この銀沙灘と向月台は銀閣寺を象徴するものであり、質素な観音殿とのコントラスト込みでわび・さびともいえるのかもしれません。
庭園に生える苔
銀閣寺の境内は結構広く、途中小高い展望台もあるほど。
そして、この境内一面を覆うのが緑豊かな苔です。
僕は銀閣寺に冬に訪れたのですが、苔は冬でも緑に茂っており、とても美しかったです。
また、銀閣寺は植えられている木々もまた趣があるんですよ。
木の根が地を這い、苔とのコントラストが一興です。
実は苔の景色を楽しめる、苔好きにはたまらないお寺なのです。
まとめ:銀閣寺でわび・さびの趣を感じよう!
今回は、わび・さびの原点である銀閣寺の見どころを紹介しました。
金閣寺と比べると華やかさがないのでもしかすると京都観光の際に優先度下げてしまう人もいるかもしれないですが、それはもったいない!
銀閣寺にこそ日本独自の美の奥深さがあり、京都観光では外せないなと個人的には思います。
ぜひ、わび・さびを感じに銀閣寺に訪れてみてください。
以上、かみやんでした。
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