こんにちは。かみやんです。
IT業界でエンジニアとして働く人たちにとって、好きな案件に携われて好きな時間に働き、好きな場所で働けるというフリーランスとしての働き方に憧れを抱く人も少なくないのではないでしょうか。
ただ、フリーランスエンジニアとして働く憧れがある一方で、
フリーランスになるにはどれぐらいのスキルが必要なんだろう?
自分はそんなITスキルがあるわけではないから、どうせフリーランスにはなれないだろうな。
とスキル面で不安を感じ、フリーランスエンジニアとして働くことを諦めてしまう人もいるかもしれません。
そこで今回は、20代でITフリーランスとなった僕が肌身で感じた、フリーランスになるためにITスキルより必要なことについて紹介していきます。
僕の過去のキャリアについては下記記事をご覧ください。
ITスキルにイマイチ自信がなくても大丈夫!それ以上に大事なことがあるので、ぜひ最後までご覧ください。
ITエンジニアとしてフリーランスになるのに必要なスキルとは?
では早速、ITエンジニアとしてフリーランスになるのに必要なスキルについて紹介していきます。
今回は4つに絞り、その根拠と共に解説していきます。
複数のプロジェクトで実績を出したITスキル
ITフリーランスになるために必要なスキルの1つ目は、複数のプロジェクトで実績を出したITスキルです。いきなりITスキルに触れてしまってすみません。
いくらITスキル以上に大事なことがあると言えど、ITフリーランスなるにはIT未経験はさすがに厳しいと思います。よって最初に取り上げることにしました。
ではどれぐらいのスキルが必要かというと、個人の見解ですが2つ以上の部署なり会社なりのプロジェクトに参画し、それなりに活躍できたなら問題ないと思います。
ITエンジニアといっても様々な種類があり、その数だけフリーランスエンジニアの種類も存在することになります。
例えば、Web系のプログラミング言語で開発経験があるならそれで実績を積んでフリーランスになればいいし、サーバー系のエンジニアとしてキャリアを進めているならその実績を積んでフリーランスになればよいです。
ではなぜ2つ以上の部署や会社のプロジェクトに参画する必要がなるかというと、自分が汎用的なITスキルが身についているかどうかを判断できるからです。
もし1つの部署でしかエンジニアとして働いたことがない場合、そのチームのタスクや風土やルールにたまたま自分が適用できただけで、それが他の現場で必ずしも活かせるわけではありません。
このような状態で独立してしまうと、いざ案件を獲得できたとしてもそれが自分のスキルや働き方に合わず、長続きしないかもしれません。
さらに、1つのプロジェクトでしかエンジニアとしての実績がないと、それだけをベースに案件を探さないといけなくなるので、そもそも選択肢が狭まってしまいます。
逆に、2つ以上のプロジェクトに参画しそれぞれで活躍できた場合、自分の強みがわかってきますし、自分のスキルがどのように活かせるかが汎用的に見えてきます。
そこから自分に適した案件を探すことができるため、独立しても引く手あまたとなるでしょう。
よって、どれぐらいのITスキルが必要かというと、それぞれのやりたい領域によるので一概には言えないですが、いずれにせよ複数のプロジェクトで実績を出せる程度のITスキルがあれば、フリーランスになるのに十分でしょう。
最低限のビジネススキル
ITフリーランスになるためにITスキルより必要なスキルの2つ目は、最低限のビジネススキルです。
ここでのビジネススキルとは、所謂新卒のありきたりな研修で触れられる勤怠や報連相といった当たり前のことです。
ただ、社会人経験が長い人は薄々気づいているかもしれないですが、この基礎的なビジネススキルができない人がけっこう多いのです。
ではもしこのビジネススキルがないとどうなるかというと、単純に信頼がなくなります。
フリーランスにとって信頼関係を築くことはとても大切で、ここを疎かにするとすぐに契約を切られてしまったり次の案件が見つからなかったりしてしまいます。
ここで実例を紹介。僕が働いていた職場には、他社からの常駐をはじめフリーランスの人もいました。
ITスキルについてはそのプロジェクトに携わるには十分な人たちが多く、僕よりも全然優秀でした。
しかし、彼らはあまり活躍出来ずにその職場を退場となりました。
その理由は勤怠の悪さと報連相の不良。
しばしば遅刻して工数が見積もれなかったり、何か問題があってもそれを報告せずにそのままにしてしまっていたりと、程度の差はあれど退場する人の大半にはこのような共通点がありました。
もちろん会社にもよりますが、けっこうこんな人多いですよ。肌感ですが、ちゃんと勤怠が優良で最低限報連相ができる人は、それだけでビジネスマンとして平均以上なのかなと思います。当たり前のことが案外難しかったりするのです。
よって、当たり前のことをちゃんとできる人は多少ITスキルがなくても動けるから重宝されますし、それが信頼に繋がるため、最低限のビジネススキルはとても大切なのです。
問題解決スキル
ITフリーランスになるためにITスキルより必要なスキルの3つ目は、問題解決スキルです。
これもIT業界に限ったことではないかもしれないですが、業務上何か問題が発生した時、自ら考えて行動できる人はとても重宝されます。
これは上述したビジネススキルと似たところなのですが、自分から進んで問題を解決していこうとする人は、しなかった人よりも信頼度が圧倒的に高まります。
IT業界だと、業務的なのはもちろんスキル面でもわからないことってほんとたくさん出てくるんですよね。
例えばプログラミングである処理を実装したいのに中々期待値通りに動かないなんて日常茶飯事です。
こんな時に、自分で調べたり有識者に聞いたりして解決し、スケジュール通りにタスクを進められると、この人には是非ともチームに参画し続けてもらいたいと思ってくれるでしょう。
逆に、問題に直面した場合そのまま放置するなんて論外ですが、わからないからって碌に調べず丸投げする人はすぐにチームから退場することになるでしょう。
フリーランスエンジニアは、PMやPLの判断ですぐに契約が切られます。そうならないためにも、日頃から問題に直面した際は自分で解決できるようスキルを磨いておきましょう。
コミュニケーションスキル
ITフリーランスになるためにITスキルより必要なスキルの最後は、コミュニケーションスキルです。
IT業界で働いたことがある人ならあるあるな話かもしれませんが、エンジニアの中にはコミュニケーションが苦手な人ってけっこういます。
ITスキルはピカイチで、スキルが高い故に問題解決もできるまさに職人なのですが、いざ会話をしようとすると何を言っているか全然分からないのです。
そしてこれの何が問題かというと、本人がちゃんとコミュニケーションを取らないが故にチームのタスクに沿ったアウトプットができておらず、結果的に余計な工数が発生してしまうことが起こり得ます。
また、上記で触れた報連相や問題解決スキルもコミュニケーションの上に成り立っています。
そういった点から、僕はこのコミュニケーションスキルこそITエンジニアとして活躍していくにあたって最も大切と考えていて、それ故にITフリーランスにとっても必須のスキルだと思います。
正直、業務中コミュニケーションをしっかりととってタスクを前に進められさえすれば、ITスキルの多少の欠陥はカバーできます。
さらに、IT業界でコミュニケーションスキルが高いと上流工程やコンサルタントといったキャリアアップも目指せるので、フリーランスとしても活躍の幅が広がるでしょう。
ITフリーランスを目指している人は、ぜひコミュニケーションスキルは磨いといてください。
4つのスキルを伸ばしてITフリーランスを目指そう!
今回は、20代でITフリーランスになった僕自身の視点と経験を交えて、フリーランスになるためにITスキルより大切なスキルを4つ紹介しました。
正直今回紹介した4つのスキルはいずれもビジネスパーソンとして身につけるべき基本的なスキルと思ってます。
ただ、この基礎をしっかりさせるのが意外と難しいんですよね。
僕自身これらを完璧に身につけているわけでは決してなく、まだまだ足りない面も沢山あります。
しかし、日々基本に忠実に当たり前のことを当たり前にこなすことで、周りのITスキルの高い人たちとも対等に仕事できてますし、人材として劣ってるとは思ってません。たからこそフリーランスになれたんだと思います。
ITフリーランスを目指している人はぜひ、信頼される人材になれるよう基本に忠実に4つのスキルを伸ばしていきましょう。
以上、かみやんでした。
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