こんにちは。かみやんです。
京都を代表する観光スポットである東寺ですが、その五重塔はあまりに有名で街中からも見えるため、
東寺って五重塔以外に見どころある?
と思って五重塔こそ見たことはあるけれど実際に境内に入っていない人は少なくないかもしれません。
それはとてももったいない!
ということで今回は、東寺の見どころを紹介していきます。五重塔以外にも見どころありますので、ぜひご覧いただき京都旅行の参考にしてもらえたらと思います。
東寺ってどんなところ?
まずは東寺について簡単に解説していきます。
東寺について
東寺は今から約1200年前に創建された寺院で、弘法大師空海の管理によって真言密教の根本道場として発展しました。
それ故、東寺の御本尊は密教の主尊である大日如来となります。
日本で初めての密教であり、1994年には世界遺産に登録されています。
当時は平安京の玄関であった羅生門の左京に位置しており、この佇まいは現存する唯一残る平安京の遺構となっています。
真言密教を伝来した空海は高野山へ入山する以前、この東寺の境内にある御影堂を住房を構えたとされています。
東寺の観光情報
東寺への行き方
JR『京都駅』八条口より徒歩約15分
近鉄奈良線または京阪電車『東寺駅』より徒歩約10分
東寺駅は京都駅から徒歩圏内のため、とても観光しやすいです。
近鉄や京阪電車の駅がありますが、京都駅から1駅なので正直京都駅から向かう場合は利用しなくても良いかなと思います。
東寺の拝観時間
境内
5:00~17:00
金堂・講堂
8:00~17:00(16:30受付終了)
境内と金堂・講堂で開門時間が異なりますのでご注意ください。
東寺の拝観料金
大人
500円
高校生
400円
小・中学生
300円
上記の料金は、金堂・講堂の拝観料金になります。
東寺の境内は拝観時間内であればだれでも自由に出入りできます。
真言密教の寺院である東寺の見どころを紹介!
東寺が真言密教の寺院であることはわかっていただけたかと思いますので、ここからはそんな東寺の見どころを紹介していきます。
五重塔
まずは何と言っても五重塔。これを避けて東寺の魅力は語れません。
高さ約55mある東寺の五重塔は木造建築物としては日本一の高さを誇っており、新幹線の車窓からも見えたという人もきっと多いはず。
そんな五重塔は落雷などの原因で過去に4度焼失しており、現在の五重塔は1644年に再建された5代目になります。
五重塔の内部は極彩色で彩られた密教空間が広がっており、心柱を大日如来として周囲に四尊の如来と八尊の菩薩が鎮座しています。通常は非公開になっています。
真言密教の教えが詰まったその五重塔ですが、外観は言わずもがなとても美しいです。
その光景を特に堪能できる場所を3ヶ所まとめた記事がありますので、ぜひご覧ください。五重塔の美しさに惚れ惚れすること間違いなしです。
金堂
金堂は東寺の本堂です。
本尊は、万病から人々を守る薬師如来と日光菩薩、月光菩薩で、金堂仏像が安置されています。
その薬師如来の台座には、如来を守り如来の願いを成就する働きがある十二神将が並んでおり、それらすべてが並ぶ金堂内の迫力たるや圧巻です。
その場にいるだけでパワーが得られそうです。
金堂と仏像は一度焼失してしまっているため、現存するものは戦国時代末期に再建されたものになります。
現存の薬師如来は、桃山時代を代表する仏師である康正により復興された彫刻史上に残る薬師三尊です。
とても貴重な仏像ばかりを見ることができるため、仏像に興味がある人ない人関わらず、金堂の仏像は必見です。
講堂
講堂は東寺の中心に建てられており、真言密教の教えが詰まったお堂となります。
大日如来を中心とした二十一尊の仏が講堂の須弥壇に置かれており、これが曼荼羅を表していることから立体曼荼羅と呼ばれています。
曼荼羅とは世界を絵柄で表したもので、真言密教の世界そのものがそこに描かれています。
それを仏像で表した講堂はまさしく密教の中心地で、とても貴重で神聖な場所なのです。
1486年に金堂などと共に焼失しましたが、講堂は最優先で再建され、それが現存のものになります。
このことからも、東寺の講堂が真言密教としていかに重要な場所であるかが理解できるかと思います。
まとめ:東寺で平安京から伝わる真言密教の歴史を感じよう!
今回は、五重塔で有名な東寺の見どころを紹介しました。
東寺は五重塔だけではない!
金堂や講堂で見られる仏像はとにかく巨大で迫力があり、言葉を失うほどの美しさです。
個人的には、五重塔よりも仏像の佇まいにより感動したほどです。
京都駅のすぐ近くなので、ぜひ京都旅行の際は東寺を訪れ、平安京から伝わる真言密教の歴史を感じてみてください。
以上、かみやんでした。
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